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日本バイオ技術教育学会とは

 


NPO法人 日本バイオ技術教育学会
理事長 池上 正人

 

 バイオテクノロジーの黎明期、すなわちバイオテクノロジーの研究、教育の必要性が強くうたわれていた頃、我が国のバイオサイエンス分野の研究者・技術者・研究補助者の数,質が欧米に比べて劣っており、その人材の養成と確保、および技術者の再教育の必要性が建議されておりました。

 このような背景のもとで、1990年(平成2年)に、「バイオ技術教育協議会」(会長 鈴木隆雄東京農業大学名誉教授)が発足しました。1993年(平成5年)には「バイオ技術教育協議会」が発展的解消し、「日本バイオ技術教育学会」が発足しました。初代会長は、斎藤日向東京大学名誉教授です。第2代会長は鈴木隆雄東京農業大学名誉教授、第3代会長は原田宏筑波大学名誉教授、第4代理事長は小野寺一清元東京大学教授です。日本バイオ技術教育学会が設立された、1993年に第1回バイオ技術第I種認定試験が実施されました。これは今日の中級バイオ技術者認定試験にあたります。3年遅れて上級バイオ技術者認定試験がスタートし、さらに7年遅れて初級バイオ技術者認定試験が実施されました。

 

 初級バイオ技術者認定試験は今年(2018年) 7月で17回目を迎え、今までに21,000人の認定者を出しました。この認定試験は、全国農業高等学校長協会が推進している「アグリマイスター憲章制度」の検定試験に指定されています。また、高校の先生方の要望もあり、今年度から初級バイオ技術者認定試験の合格を目指す生徒に役立つ学習書としての初級バイオ技術者認定試験対策問題集を出版しました。中級バイオ技術者認定試験は昨年(2017年) 12月で26回目を迎え、31,000名の認定者を、上級バイオ技術者認定試験は昨年(2017年) 12月で23回目を迎え、7,600名の認定者を出すことができました。このように永年にわたって多くのバイオ技術者を輩出しております。

 しかしながら、初級バイオ技術者認定試験の受験者数は、若干ではありますが、年々増加しておりますが、中級、上級バイオ技術者認定試験の受験者数は減少しております。この減少をどのようにして食い止めるかが今後の課題です。

 学会の事業の大きな柱には、技術者認定試験の実施の他に、バイオテクノロジー関連テキストの出版、そしてバイオテクノロジー・バイオサイエンスの啓蒙活動としての出前授業の実施、会員相互の啓蒙誌としての学会誌「バイオテクニシャン」(年2回)発行があります。

 

 当学会が今後ますます発展するためには、皆様のご支援を仰がねばなりません。今後とも、何卒絶大なるご支援をいただけますよう祈念して一言ご挨拶申し上げます。

 

2018年8月

 

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